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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控 猿回し

野村 胡堂

Lesen Sie 銭形平次捕物控 猿回し (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 125.671 Zeichen · 252 Bildschirme

Aozora Bunko

「お前のノドじゃ、阿呆駄羅経だって無事に転がる気遣いは無え」

「素っ破抜いちゃいけませんよ。――ところで親分、三日ばかり米沢町へ行って、巴屋の家の方へ泊ってやったものでしょうか」

八五郎はようやく本音を吐いたのです。

「黙って行くなら仕方は無いが、俺の意見を訊き度いというなら、キッパリ断る方がいいと思うよ」

「へェ??」

「大層不足らしいが、若い女六人もの中へ入れて置くにしては、お前という人間は少しヒネリ過ぎているよ」

「へェ?」

「ところで、五人娘のうちでは、お萩が大層人気があるようだが、あとの四人はどうだ」

「あとの四人も目につくきりょうですが、中でも十八になるお萩は大したものですよ。こう丸ポチャで愛嬌があって、陽気で可愛らしくって、少し浮気っぽいくせに、子供のようにウブで、――」

「大層な肩の入れようだな」

「鼻の下が短くて、少しばかり受け口で、人をからかったような調子は、全くたまりませんよ」

「恐ろしい効能書だぜ、――あとはどうだ。日南ぼっこをしながら、美人の品定めを聴くのも悪くないな」

「お六というのは豪勢で、百姓娘のように達者ですが、あのまた丈夫そうなところがヒ弱い江戸娘より良いんですってね。