Japanische Klassiker mit Furigana
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おうごんかめん
黄金仮面
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金仮面 (おうごんかめん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 143.357 Zeichen · 287 Bildschirme
死体紛失事件
咄々「黄金仮面」の魔手!
遂に明智小五郎氏を襲う
アパートの窓に発砲……名探偵は絶命か
昨夜十時頃、開化アパートの書斎で読書中の民間探偵明智小五郎氏は、何者かの為に、屋外より窓ガラスを通して射撃され、絶命したる模様である。聞くところによれば、明智氏は警視庁と協力して、怪賊黄金仮面の逮捕に尽瘁していた関係上、賊の恨みを受け、恐ろしい脅迫状を送られたこともあるが、最近は賊の目に見えぬ攻撃が烈しくなったので、同氏は用心深く、アパートの一室にとじこもって、滅多に外出もしなかった程である。それらの事情を綜合すれば、昨夜の発砲は黄金仮面か或はその同類の仕業に相違ないとの見込みである。アパートの隣室に住居せる会社員O氏夫人A子さんは、ガラスの割れる物音に驚き、窓から覗いて見ると、明智氏の部屋がただならぬ様子なので、同氏のドアをノックしたが、何の返事もない。アパートの小使を呼んで尋ねると、明智氏は確かに部屋にいる筈だというので、不審を起し、合鍵を取寄せて、ドアを開いて見ると、窓際の机に俯伏せになって血に染っている明智氏を発見した。
奇怪! 奇怪! 探偵小説そのままの怪事件