Japanische Klassiker mit Furigana
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おうごんかめん
黄金仮面
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金仮面 (おうごんかめん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 143.357 Zeichen · 287 Bildschirme
アルセーヌ・ルパン
それを思うと、波越警部は、指が震えた。歓喜の余り、いきなり号泣したい衝動を感じた。
アルセーヌ・ルパン
だが、遂に黄金仮面は取去られた。
その下から現われた顔は、意外、意外、ルージェール伯の腰巾着、大使の邦人秘書官、浦瀬七郎であった。
大夜会の始まる前、波越警部と肩を並べて、来客の受附係を勤めていた、あのおとなしやかな通訳官が、この怪物であろうとは、波越氏はあっけにとられて、暫く、伯爵と西洋悪魔の顔を、キョロキョロと見比べるばかりであった。
その時、さい前の呼笛を聞きつけた刑事の一群が、ドヤドヤと黒い部屋へ詰めかけて来た。その中には総監の顔も見える。人々は意外の犯人に、少なからず面喰っている様子だ。
警部は長官の来着に励まされて、気を取直した。
「黄金仮面。F国大使通訳官。犯人は治外法権にかくれていたのだ。分らなかったも無理はない。成程、これで辻褄が合うわい。鷲尾侯爵の盗難も、こいつの仕業とすれば合点が行く。あの時こいつはルージェール伯の随員として、美術館へ入ったのだからな」
警部は素早く頭を働かせた。それから、やや威丈高になって、
「君達はこの犯人を、直ぐ病院へ運んでくれ給え。