Japanische Klassiker mit Furigana
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ちめいのけんきゅう
地名の研究
柳田 国男
Lesen Sie 地名の研究 (ちめいのけんきゅう) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 176.308 Zeichen · 347 Bildschirme
他町村人に対しては新町村の村の名をもって住所を現わしても村中では字すなわち各自の組または坪の名を唱えている。字にも新町村のいわゆる大字を除いて、古くから大字・中字と二段にした旧町村もあった。しかしこの中字はほかの地方の小字であって、その下の小字は実は小字のさらに分れたものである。従って昔大字と言ったのは今の字に当るのである。この字の中にもよく見ると二種ある。一つは枝郷・出村のごとき半独立体で他の一つは純然たる一村の区劃の字である。二十三年に市町村制を布いた前にも地方によっては村の合併をなし、以前の一村を大字としたが、それが再度新町村に合併するときには元の村を大字とした。これらの字または枝郷などは地名の研究上には村と同じに取り扱ってよろしい。今一種の字は純然たる区劃用の命名であるから、命名の動機は往々相違があり得るのである。しかしこれとても永い年月の間には部落の盛衰に伴なって字の小地名が一村の名になり、または昔の郷・荘の大地名がわずかに一小地域に残るようなこともあろうから一概には言われぬ。がとにかく荘園の時代からこれを良いほどの大きさに分けてあたかも今の大字内の字に当る区劃があった。