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Japanische Klassiker mit Furigana

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ちめいのけんきゅう

地名の研究

柳田 国男

Lesen Sie 地名の研究 (ちめいのけんきゅう) von 柳田 国男 (やなぎたくにお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 176.308 Zeichen · 347 Bildschirme

Aozora Bunko

従って『万葉』のいぐし立てみわすゑまつる云々の歌も、神事に箭を用いる一例と見るべく、この箭はやがて注連縄と同一の趣味に基き、神境を標示するの目的と見られようか。

串を境に刺すことは歴としたる出典がある。『書紀』の一書の素盞嗚尊の悪業を列挙した条に「春はすなわち渠槽を廃し及び溝を埋め畔を毀ちまた種子を重播す、秋はすなわち籤を挿し馬を伏す、およそこの悪事かつて息む時なし」とある。『釈紀』の述義にては籤を田中に刺し立つるは咒咀にしてもし強いてその田を耕す者あらば身ついに滅亡するなりと解いているが誤りである。串刺は『古語拾遺』にも「ひそかにその田に往きて串を刺して相争うなり」と見え、大祓の祝詞にも同じく畔放、溝埋、樋放、頻蒔、串刺と列挙してこれを天津罪すなわち新来の優等人種が犯すおそれある罪の中に数えたのを見ても明白であるごとく、他人がすでに改良を加え畔を作り水を引き種子を下した土地に、重ねて種を播きまず利用に着手したのは我なりと称して占有権を主張するのが不徳義なのと同様に、人の点定占有した土地に後から行って串を指し自分の標めた野なりと争うのを罪となしたのである。