Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme
「おおあぶねえ。ひどいあれ模様だ」
軽火艇は、もうさっそく木の葉のようにゆれだした。ややもすれば本艦の胴中にぶっつかりそうである。
鉄水母の方はと見れば、これも海面に浮きあがって、展望塔のふたがあいている。その中からロロー殿下はじめ四人の乗員がこっちを見ている。
「さあ、早いところ、こっちへ乗りうつれ。波をかぶると、沈んじまうからね」
と、水兵はふなべりに立って手をさしのべた。
三千夫少年がまず軽火艇へとびうつった。
「おお、おまえは東洋人の子供だな。子供のくせに、ばけタコの味方をしていやがったんだな」
口の悪いので有名な水兵ジムが、いつものくせを出していった。
「水兵さん、なにをいうんだ。あとからくわしく話をしてあげる」
と、三千夫は流暢な英語でこたえた。
「やっ、おまえ、英語がしゃべれるのか。ほっほっ」
ドン助教授が、第二番目に鉄水母からとびだした。
第三番目はだれかと思っていると、そこに現われたのはロロー殿下であった。れいのとおり、殿下は潜水夫のかぶるような大きなまるい鉄のかぶとをかぶっている。そして全身もまた潜水夫のようにゴムの服を着ている。首のところには、人語のわかる通話器をくくりつけてあった。