Japanische Klassiker mit Furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Lesen Sie 海底大陸 (かいていたいりく) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 89.400 Zeichen · 179 Bildschirme
そして、まっさきにひとりでロロー殿下のまえに立ったのである。
「おお、長良川博士。あなたの帰りを待っていましたよ。じつは、ぼくは急いで故国へ帰りたいのです」
ドン助教授の心配そうな顔が、殿下の肩ごしにあらわれた。かれはどうやら、殿下の帰国申出にたいし、博士にかわって一生けんめいになだめたが、ついに力がおよばなかったと、顔色でもって知らせているようであった。
長良川博士は、大きくうなずきつつ、
「ごもっともです。わしとて、殿下の希望に早くそいたいとおもっています。しかし殿下、今はちょっと時期が早すぎると思います。もし、しいて、ご帰還になれば、きっと、英国人たちは殿下に失礼をするだろうと思って、心配でたまりません。それに第一、お乗物を用意するにしても、この土地では、すぐといってもどうにもなりません」
すると、ロロー殿下は、
「乗物のことなら、心配はないのです」
「え、なぜです。なにか乗物についてお考えがあるのですか」
「ええ、それは心配なしです。わたしの鉄水母はいつでも身ぢかに用意されてあります」
「えっ、鉄水母ですって」
鉄水母ときて、三千夫少年たちもそばへよってきた。