Japanische Klassiker mit Furigana
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とらのきば
虎の牙/透明怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 虎の牙/透明怪人 (とらのきば) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 193.761 Zeichen · 388 Bildschirme
「へんだね。こんな広い原っぱへ来てしまったぜ。」
「きっと、この原っぱに、何か、ひみつがあるんだな。ごらん、あすこにもバッジがおちている。大友君のいるところは、もう遠くはないようだね。」
そして、そのバッジの落ちている場所まですすむと、また、むこうの草の中に、銀色に光るものが、見えました。
「おお、あすこにもある。」「ここにもおちていた。」と、むちゅうになって、バッジをひろいながら、あるいているうちに、少年たちは、ついに、あの防空ごうの入り口にたっしたのです。
草におおわれた、防空ごうの入り口を発見したとき、ふたりの少年は、なんだかゾーッとして、思わず顔を見あわせました。
「ホラ、ここに、こんなにバッジがおちている、大友君はこの穴の中へ、つれこまれたのに、ちがいないよ。」
ひとりが、五つ六つ、かたまって、おちているバッジを指さしながら、ささやき声で、言いました。穴の中のくらやみには、何者がいるかわかりません。うっかり大きな声は、だせないのです。
「よしここにきまった。ぼくはそのへんにかくれて見はっているから、きみは近くの電話をかりて、小林団長に知らせてくれたまえ。