Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
おうごんかめん
黄金仮面
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金仮面 (おうごんかめん) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 143.357 Zeichen · 287 Bildschirme
あなたはお気が狂ったのです。エエ、ようございますとも。あなたはそうして、せいぜいあの恐ろしい奴のことを思っていらっしゃいまし。その代り、あなたのお心が変るまでは、婆やは、一足だってこの部屋から出るこっちゃありませんから」
「ホホホホホ、お前も、お父さまと同じ様なことを云い出したのね」意外にも不二子さんは平気なものだ。「でも、そりゃ駄目。お前達が、どんなに戸締りや見張りを厳重にしていても、あの方にとっては、そんなものちっとも邪魔になりゃしないのよ。見ててごらん。今にきっとわたしを迎いに来て下さるから」
「何ですって?」お豊は頓狂な叫声を立てた。
「あいつが、あの金色のお化けが、ここへあなたを迎いに来るのですって? あなたは正気でそんなことおっしゃるのですか。あのドアには鍵がかけてありますのよ。そして、青山さんが、あの柔道二段の腕前の青山さんが、廊下に頑張っていますのよ」
「マア、精々厳重にして置く方がいいわ。難しければ難しい程、あの人のすばらしい腕前が引立つ訳なのだから。お前、金色のお化けとお云いだね。そうお化けかも知れないわ。超人はいつだって、神様でなければお化けと間違われるのですもの。