Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
はなもかたなも
花も刀も
山本 周五郎
Lisez 花も刀も (はなもかたなも) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 89 364 caractères · 178 écrans
「するとつまり、つまり、私に出てゆけというわけですか」
「私はそうは云わなかった」
「わかりました」
幹太郎は躯がふるえてきた。
――おれが邪魔なんだな。
――おれの腕が上達して、首席の代師範さえ打ちこんだ。師範の淵辺十左衛門も勝ちみはないかもしれない。それでおれを追放しようというのだろう、と彼は思った。
「要するに、私がいるとぐあいが悪いということですね」
彼はふるえながら云った。
「代師範を五人も総舐めにし、どうやら貴方もこころもとないので、それで私を追い出そうというのでしょう」
「わしがこころもとないって」
「ほかに理由がありますか」
そのとき次の間で声をかけ、襖をあけて納屋孝之助がはいって来た。
「平手、道場へ出ろ」と、孝之助は云った、「いまの言葉は、先生ばかりでなくこの道場ぜんたいを侮辱するものだ、改めて勝負をするから道場へ出ろ」
「本気ですか納屋さん」と、幹太郎が振向いた。十左が、「よせ、無用だ」と制した。
幹太郎は冷笑した。
「本気ならどこへでも出ますよ、だがいざとなって逃げるんじゃないでしょうね」
「文句はあとだ、出ろ」
「望むところだ」と、幹太郎は立ちあがった。