Classiques japonais avec furigana
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あめしょうしょう
雨瀟瀟・雪解 他七篇
永井 荷風
Lisez 雨瀟瀟・雪解 他七篇 (あめしょうしょう) de 永井 荷風 (ながいかふう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 145 414 caractères · 289 écrans
彩牋堂の由来は左の書簡中に自ら説明せられてある。
拝啓御新作出勤の途次車上にて拝読致候。倉皇の際僅に前半の一端を窺ひたるのみに御座候得ども錦繍の文章直に感嘆の声を禁じ得ず身しばしば自動車の客たる事を忘れ候次第忙中かへつてよく詩文の徳に感じ申候。目下新緑晩鶯の候明窓浄几の御境涯羨望の至に有之候。さて旧臘以来種々御意匠を煩はし候赤坂豊狐祠畔の草庵やつと壁の上塗も乾き昨日小半新橋を引払ひ候間明後日夕景よりいつもの連中ばかりにて聊か新屋落成のしるしまで一酌致たく存候間御迷惑ながら何とぞ御枉駕の栄を得たく懇請奉候。当夜は宮薗千斎は無論の事宇治紫仙都吾中らも招飲致候間お互に親類のおつきあひその御覚悟十分しかるべく候。電話も今明日中には通ずべきはづ芝○○番に御座候由御面倒ながら貴答に接するを得ば幸甚々々
彩牋堂主人
金阜先生碩北
二伸 かの六畳土庇のざしき太鼓張襖紙思案につき候まゝ先年さる江戸座の宗匠より売付けられ候文化時代吉原遊女の文殻反古張に致候処妾宅には案外の思付に見え申候。依てかの家を彩牋堂とこじつけ候へども元より文藻に乏しき拙者の出鱈目何か好き名も御座候はゞ御示教願はしく万々面叙を期し申候