후리가나로 읽는 일본 고전
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면
(たった一人で国を去って南半球に向かう。昨夜の船のベッドでは壮大な旅遊を夢みた。頭をめぐらせて暁の窓をみれば目に入るものは何もなく、東の空のしらじらとするところこそすめらみくになのである。)
ときどき雲煙前路を遮るために、汽笛を鳴らして過ぐ。潮流、暖を送り来たる。午時、一声の雷あり。腰折れ二、三首、左に録す。
海原に絶えて桜のあらざれは、波の花みて春をしのばん
吹く風よ東の国にかよひなば、己が音信を家に伝へよ
天さかる家路やいつらながむれど、雲より外に見る影もなし
四月九日(日曜)、曇り。午前、消火の演習あり。終日陸端を見ず、また船舶に会せず。晩来、天ようやくはれ、星文を見る。
茫茫波上望難レ分、山歟非レ山都是雲、日落南溟天漸霽、船牀仰臥※(「竹かんむり/弄」、第3水準1-89-64)二星文一。
(ひろびろとした波の上では一望しても何もわからず、山かと思えば山にあらず、すべては雲なのである。日がしずんで南の大海は、空もようやくはれて、船のベッドに仰臥して星もようをかぞえたのだった。)
夜に入り、シナ東南に当たりてタイアン灯台を望み、亜細亜号英船に会す。わが船すでに台湾海に入る。