일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうべいかっこく せいきょうにっき

井上円了・世界旅行記

井上 円了

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N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면

아오조라 문고

六三、コント教会を訪問す

その国籍は山口県、高知県、和歌山県なり。コーヒー園は丘陵の高地にありて、遠望すれば茶林のごとし。近く見ればその枝葉、茶に似てそれよりも大なり。高さ一丈に達するものあり。しかして、その実は茶よりも小なり。村名ガタパラはインデアン語にて鹿を義とすといえるを聞き、余はこれを鹿原と名づく。目下春期にして、暖靄朦々たり。夕陽は霞中に入りて深紅色を呈す。夜に入り、支配人の宅を訪問して謝辞を述ぶ。

二十二日、晴れ。炎熱前日に異ならず。支配人および平野氏、途中まで送行せらる。午前八時発車。所々に野火を見る。枯れ草を焼くもののごとし。午後六時、サンパウロに着す。上塚、相川両氏、わが帰行を迎えらる。停車場にて喫飯し、両氏および豊島氏と手を分かち、さらに乗車してリオに向かう。ガタパラ行中、豊島氏が通訳の労をとられたるを謝す。車中紅塵の入り来たりて、衣服ために色を変ぜんとす。地質すべて赤土にして、乾燥すればたちまち塵埃となる。その軽きこと灰のごとし。

二十三日、晴れ。朝六時、リオ都に帰着す。終日寓舎にありて休養す。

六三、コント教会を訪問す

九月二十四日(日曜)、曇り。午前、田辺氏の案内にて、フランス国大家コントの教会ポジティビストの会堂に至る。