일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうべいかっこく せいきょうにっき

井上円了・世界旅行記

井上 円了

井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면

아오조라 문고

第一二、真理の味色

第一三、海上の風波

第一四、船を知るものと知らざるもの

第一五、仏教者の肉食妻帯

第一二、真理の味色

政教子、船上にありて水天を望みて曰く、真理はなお水のごときか、味なきがごとくにして味あり、真理はなお空気のごときか、色なきがごとくにして色あり。

第一三、海上の風波

政教子、一日太平洋上の風波の穏やかならざるを見て曰く、海上の風波はあたかも社会の変動のごとし。人あり、これを聞きて曰く、社会の変動、海上の風波のごとしというは至当なり、海上の風波、社会の変動のごとしというは不当ならずや。政教子曰く、画景を評して実景のごとしといい、実景を評して画景のごとしというにあらずや。

第一四、船を知るものと知らざるもの

船を知らざるもの風波に際会するときは、船の陸に近づくを喜ぶ。船を知るものは船の陸に遠ざかるを喜ぶ。

第一五、仏教者の肉食妻帯

友人、船中にありて問うて曰く、仏教は必ずしも肉食妻帯を禁ずるをもって一宗の要旨とするにあらず。しかるに、今日の宗旨の肉食妻帯せざるものをもって真の仏者となすはいかん。政教子曰く、顔回は貧におるをもってその目的とするにあらず。しかるに、後世その道を伝うるもの、陋巷にありて道を楽しむをもって、まことに顔回の意を得たりとなすと同一なり。