후리가나로 읽는 일본 고전
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면
四〇、ラップ人種の生活状態
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今夜三更昼未レ除、船窓対レ日読二残書一、夢乎非レ夢吾何在、疑是須弥山頂居。
(今夜は真夜中にもかかわらず昼間のようであり、船窓よりさす日の光によって読み残しの本を読む。夢か夢ではないのか、自分はどこにいるのか、仏教でいう須弥山頂にいるのかと思われた。)
北極も今や間近くなりぬらん、夜昼かけて日そ照しける
四〇、ラップ人種の生活状態
二十七日、快晴。午前四時、船すでにリンデン湾に着す。人家四、五十戸の漁村なり。阜頭に三層旅館一戸、雑貨店一軒あるのみ。山上は雪色皚然たるも、海に面したる方は雪すでに消して、青草地に敷き、樹木も繁茂し、わが春野を望むがごとし。麦田あるも、その長さ七、八寸に過ぎず。駅道は縦横に貫通す。渓にそいて山隈に入ること十四、五町にして、ラップ人種の部落に達す。家屋は樹木を結び、その上に土を載せ、一見塚のごとき形をなす。頂上に煙出しの口を開く。屋内は床を張らず、木の枝を敷くのみ。中央に地炉ありて、自在鍵を用う。石をもって椅子に代う。夜寝るときは、毛皮を敷きてこれに臥す。わがアイヌの住家よりも劣等なり。衣類は獣皮にて作るも、決して洗濯することなく、ときどき日光にさらすのみなれば、垢のために黒く染まり、臭気はなはだし。