후리가나로 읽는 일본 고전
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면
二一、西豪州行
当地の郵便切手の大なること、わが切手の二倍あり。これ、電車の奇と好一対とす。当日、マーキュリー新聞社主および博物館長を訪問し、さらに大学に登校す。わが中校よりも小なり。これよりフットボールの大競技あるを聞き、参観に出かけたるに、入場料一シリング(わが五十銭)なるにもかかわらず、広闊なる場内立錐の地なく、観客約二万人と目算せらる。聞くところによるに、フットボールは豪州第一の国技と名づくべきほどに盛んに行われ、その競技のあるごとに大群集をなさざることなしという。小学校の放課時間に児童がフットボールを試み、家庭の運動に幼児がフットボールをもてあそぶ等を見て、その遊技のいかに歓迎せらるるかを知るに足る。
二一、西豪州行
五月二十一日(日曜)、雨。午前六時、未明解纜。港外に出ずるに及び、一鯨波の俄然押し寄せ来たり、食堂の横窓に打ち込み、十余人の貴女、紳士、朝餐最中に頭上より海水を浴びせられ、食堂の一騒動を醸せるも、長旅の一興なり。終日斜風細雨、波高く船動き、ことに日曜なれば遊技を弄するものなく、あるいは読書し、あるいは横臥し、船内はその静かなること夜のごとし。