일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうべいかっこく せいきょうにっき

井上円了・世界旅行記

井上 円了

井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면

아오조라 문고

暁雲四鎖昼冥濛、狂浪巻レ船鯤海風、人臥二客牀一静如レ夜、雄飛只有二信天翁一。

(あけがたの雲があたりをとざして昼なおうすぐらく、狂ったような大波が船をとり巻いて大海の風が吹く。人々は客室のベッドに臥して静かなることは夜にも似て、おおしく飛ぶのはただ信天翁だけである。)

信天翁は海鳥にして、俗称阿房鳥という。洋語にてアルバトロスと呼ぶ。赤道をこえて以来、毎日この鳥の風浪の間に雄飛するを見ざるはなし。渺茫たる万里の太平洋およびインド洋を自在にはうち渡るものは、ただこの鳥あるのみ。これ決して阿房にあらず。荘子のいわゆる大鵬は、これを形容せしものならんと思わる。よって、余はこれを海王鳥と名づけんとす。その大なるものにいたっては、両翼の長さ六尺ありという。案ずるに、阿房鳥とはアルバトロスの訛伝ならん。当夕ヤソ教礼拝式ありて、乗客半数出席す。

二十二日、雨。寒さらに加わる。南風の強きためなり。波また高し。終日、山光島影に接せず。午後日光を漏らすも、寒気依然たり。三冬の季節なるを知る。

濠洋茫不レ見、雲裏浪層層、極地応レ非レ遠、南風冷似レ氷。

(豪州の海ははるかにして見えず、雲のかなたからくる波浪は重なるようにきたる。