후리가나로 읽는 일본 고전
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면
二四、南インド洋の風波
日暮れの雨がひとたびすぎれば四方の果てまではれわたり、北の空には秋の月が南の海を照らすのである。)
今夕また奏楽会あり。
二四、南インド洋の風波
六日、晴れ。ときどき驟雨来たり、たちまち晴れ、たちまち雨。逆風激浪、インド洋の真面目を現す。昼間、喫煙の競走あり、夜間は余興会幹事慰労のために懇親会あり。飲酒放歌、深更に及ぶ。昨今の気候は夏服にて不寒不熱、わが蒲暑の時のごとし。
七日、晴れ。ときどき驟雨あること前日のごとし。しかして逆風激浪は一層その度を加え、波濤連山のごとき間を航進す。船の傾動はなはだしきために、一切の余興を廃することとなる。
天風捲レ海動二乾坤一、万丈浪花檣上翻、探レ句試題此光景、乱山堆裏一船奔。
(上空からの風は海をまきあげ天地をもゆり動かし、高々と立つ波の花は帆柱の上にまとう。詩句を求めて試みにこの光景を表現しようとすれば、乱れたつ山のごとき波のなかに一船が奔弄されると詠じよう。)
八日、晴れ。高浪暁天にみなぎり、一望凄然たり。ただ海鵝の波頭に舞うを見るのみ。今日食卓にワクをはむるも、なお器物転倒を免れず。甲板上には両側波よけをつけ、中間に縄を張り、歩するものをしてこの縄にたよらしむるも、ときどき高浪の波よけをこえて打ち込むあれば、危険を免れず。