후리가나로 읽는 일본 고전
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면
その喜びはひとり農民のみならんや。
八月二十日(日曜)、晴れ。水谷、大場両氏とともに車行および歩行して、セント・ジャイルズ村落に至り、ミルトンコッテージを訪う。ミルトンは当時ロンドンの疫を避けてここに幽栖し、その間に傑作『パラダイス・ロスト』を完成し、さらに『パラダイス・リゲインド』を起草せりという。室内に遺書および遺物を保存す。
詩賢避レ疫臥二孤村一、一夢結成千万言、追二慕遺風一尋二古屋一、老婆為レ我説二民敦一。
(詩賢の人は疫病を避けてこの片田舎に臥し、ひとたびの夢むすびて千万言の書をなす。その遺風を慕ってこの古屋をたずねると、老婆は私のために民敦について話すのであった。)
この日、往復五十二マイルなり。帰路、雷雨にあう。生稲亭にて日本料理を会食して帰る。料理中に更科蕎麦を出だせるは意外なりき。
二十一日、晴れ。二回の雷雨のために、気候にわかに秋冷を帯ぶ。郵船会社を訪いて根岸支店長に面会す。
二十二日、晴れ。ロンドン北部ハイゲート墓地に至り、哲学大家スペンサー翁の墳墓に拝参す。墓石大ならず、なんらの装飾なく、自然に同翁の性格を示すもののごとし。翁の遺言により火葬に付し、遺骨をここにうずむという。