일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうべいかっこく せいきょうにっき

井上円了・世界旅行記

井上 円了

井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면

아오조라 문고

もし、これをサンチアゴ人口四十万に配当するときは、一人につき五ペソ(わが二円)ずつの割合となり、人口十人につき一人半は救助を受くる割合となるべし。かく慈善事業の発達せる余弊として、貧民はみなその日暮らしにて、毫も貯蓄せんと欲するものなしという。午後、文部属官の案内にて、医科大学および実科師範校を参観す。実科中に木工科、体操科、割烹科等あり。

十一日、晴れ。午後、三隅氏と同行して、中学校および陸軍学校を一覧す。当夕は藤井氏の案内にてモルラ夫人を訪問し、その所蔵の日本古画、古器物を一覧す。総計数千点あるべく、いずれもすこぶる珍奇なり。

十二日、晴れ。午後六時、公使館を辞し、バルパライソに向け発車するに際し、公使館諸氏および諸橋氏の送行を得たり。サンチアゴ滞在中は公使館内に寄寓するを許されしのみならず、連日多大の厚意をにない、分外の歓待をかたじけのうせしは、藤井氏および甘利、三隅両氏に対し、深く感謝するところなり。寄寓中所詠五絶二首あり。

駅路春晴続、塵深欲レ没レ靴、智原青鬱鬱、安岳白峨峨。

(鉄道に春の晴れわたる日が続き、塵埃は深くつもって靴も没せんばかり、チリの草原は青々としげり、安岳の山々は白くけわしくそびえている。