후리가나로 읽는 일본 고전
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면
四、カントンの実況
午前上陸、正金銀行支店および郵船会社支店を訪問して帰船す。当夕九時、英船仏山号に移りてカントンに向かう。ホンコンの夜景は海上より一見するに、全市万灯中にうずめらるるの趣あり。山媚水明に加うるに、この夜景をもってし、大いに吟情を動かす。
峰巒繞レ海海如レ湖、船与レ船連舳抱レ艫、入レ夜港頭更添レ趣、万灯光裏泛二全都一。
(山の峰が海をめぐり、それ故に海は湖のように静かである。船と船とはへさきを連ね、船尾をくっつけあっている。夜に入って港のあたりは趣を増し、幾万のともしびのなかに香港のすべてがうかぶのである。)
香港の山につゝける電灯の、光りは星とあやまたれけり
十時出港。通宵汽船、珠江にさかのぼる。ときに陰暦十三夕にして、淡雲を隔てて涼月を望む。すこぶる幽趣あり。
四、カントンの実況
十二日、曇りのち雷雨。午前六時半、カントンへ着岸す。両岸、小艇の群れをなして櫛比せるを見る。これ、その名の高きカントン水上生活の実況なり。人口百五十万中、八十万は水上生活と称するも、その実三十万人くらいならんとの説なり。この水上に住する人民は一種の賤民にして、陸上に住するものと交際せず、冠婚葬祭も陸上とは全くその縁を絶ち、水居仲間にてこれを行う。