일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうべいかっこく せいきょうにっき

井上円了・世界旅行記

井上 円了

井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면

아오조라 문고

轎と轎と相会するときは、徐行してようやく過ぎ去る。下に石を敷き、上に日よけを張り、白昼なお薄暮のごとくなる等は、台湾鹿港の市街に同じ。かく街路狭く、家屋高く(みな二階造り)、空気の流通あしきために、異様の臭気鼻をつききたる。西人これを評して、カントンには三百六十とおりの臭気ありという。はじめに市街の諸店を通覧し、つぎに五百羅漢、道教寺院、仏教寺院、陳氏祖廟、富豪墓所等を一巡し、丘上なる鎮海楼(五層楼)上にのぼりて休憩し、小餐を喫す。楼上にありて一望するに、カントン全市眼下にありて、街区は碁盤の目のごとく、江上の行舟は蟻の動くがごとし。

五層楼上望無レ辺、占得満城風月権、羊港布レ碁家比比、珠江散レ葉艇翩翩。

(五層の楼の上から一望すれば果てはなく、広東全市の風と月の鑑賞の権利を一人占めにした思いである。広州の路は碁盤のように区画されて家が立ちならび、珠江には木の葉を散らしたように小舟がひらひらと行きかう。)

広東の山よりみれば珠江なる、舟は木の葉の浮ぶかと思ふ

楼を下りて、さらに孔子廟、水時計等、三、四カ所を歴観して帰船す。雷雨はげしく来たり、満身ためにうるおう。