후리가나로 읽는 일본 고전
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면
仰いで天の果てを望めば南米は遠く、何日をへて遼城に到達するかわからないのだ。)
遼城とはブラジル首府リオデジャネイロをいう。
二十八日、曇り。朝気冷ややかなり。午前中は、英国南端デボンシャー州の南岸に沿いて東走す。夜に入りて、フランス西岸の灯台数光に接見す。その光力の強きものは、雷時の電光を望むがごとし。ときどき汽船に逢遇す。
二十九日、晴れ。気候やや暑く、正午室内七十四度にのぼる。無数の漁舟、帆を掛けて走るを見る。午後五時、フランス港ラ・ロシェルに入る。上陸し郵便を投じて帰船す。別に見るべきものなし。当夕、徹夜して荷物を積み込む。その多くはブドウ酒なり。ここよりボルドーまで五十マイルあり。
一痕新月印二秋濤一、浦上清風払二鬱陶一、英酒濁醪吾已飽、仏南今夜酔二葡萄一。
(一片の新月は秋の波に映じて、海辺の地に吹く清らかな風は気の重さを払ってくれる。英国のにごり酒にはわれすでにあきて、仏の南部の今夜は葡萄酒に酔うのである。)
三十日、晴れ。午後三時出港。風あれども強からず、波あれども高からず、満船清涼、半輪の明月高く西天にかかる。
五三、スペインおよびポルトガル寄港