일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうべいかっこく せいきょうにっき

井上円了・世界旅行記

井上 円了

井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면

아오조라 문고

検疫に時を移し、午後四時、飯田勘之助氏に導かれて上陸。さらに電車にて八マイルを走り、リマ市に入り、ホテル・マウレーに入宿す。

二十九日、晴れ。当日、市内の大寺院、博物館、墓所等を一覧す。この寺院は南米第一の古刹と称し、一五三六年、リマの開祖たるピサロはじめてその礎を起こし、九十年を経て竣功せりという。堂内に同氏のミイラあれば一見すべし。本堂の長さ七十間、幅二十三間あり。博物館内には、スペイン占領以前におけるインカ王国当時の遺物を陳列す。入覧すこぶる興味あり。墓所はすべて合葬庫式にして、その庫幾列あるを知らず。

三十日、曇りのち晴れ。領事館芝崎氏とともに汽車にてクララ耕地を一巡し、製糖場を通覧し、日本移民を訪問して帰る。年中降雨なき地なれば、毎日蔗田へ灌漑をなす。山には一根の草木なく、道には灰のごとき塵土深くして靴を没するに至る。製糖場事務所において、代理人テナウド氏の好意にて午餐を喫す。ときに、ペルー名物のピスコ酒およびパルタ果を供せらる。ピスコ酒は砂糖にて製したる焼酎なり。午後五時帰市。領事館に一休の後、博物館の隣地なるホテル・マウレー支店に至り、芝崎、斎藤、金沢、飯田、森本等の諸氏と会食し、さらに領事館官宅に至り、一席の雑話をなす。