일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おうべいかっこく せいきょうにっき

井上円了・世界旅行記

井上 円了

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N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면

아오조라 문고

したがって、その両宗の間に大葛藤の暗潮があるらしい。

かくのごとく両教徒が互いに反目敵視しておるにもかかわらず、その余情を決して平常の社交上に及ぼさず、新旧両教の可否優劣はもちろん、少しも信仰に関する話すらも言外せぬには実に感心した。

ある日、英皇戴冠式を奉迎するにつき、英国宗の僧侶がロイヤルティーすなわち忠義という意味の演説をして一同に聴かしたが、その説明中に、「忠義は吾人の人生に処する正当の本務である」といい、その例証に、「しもべとしては主人に対して尽くすべき義務がある、子としては親に対して尽くすべき義務がある、夫としては妻に対して尽くすべき義務がある。これと同じく、国民としては国王に対して尽くすべき義務がある。これすなわちロイヤルティーである」と申した。

この言をいい換うれば、夫は妻に対して忠義を尽くさねばならぬということになる。聴者はみな適当の例証と思っていたようなれども、拙者一人は、夫が妻に対する本務と、国民が国王に対する本務とを同視するは、奇怪千万と思った。

この一例によりても、西洋と日本との人倫の説き方の相違が分かる。また船客中の教員が、「日本の高等教育を受けたるものはヤソ教を信じておるか」