후리가나로 읽는 일본 고전
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면
食事は、はじめはマズイように感じたれども後にはオイシクなり、なかんずく、スープはいろいろの余りものを入れて煮出すとみえて、百味のあじを持っておるから非常にオイシク、毎度二杯ずつ傾けた。肉はあまり大切りにて、拙者のごとき歯の弱いものには閉口であった。
それから毎日、昼夜にかけて遊技会、余興会がありて、なかなかにぎやかである。昼間は午前午後ともに、甲板上で遊技の競争がある。夜に入れば食事にて余興が始まる。日曜日のほかは一日も休みがない。拙者などは無芸であるから、約三十日の間傍観していたが、昼間は毎日、学校の運動会に招かれたと同様で、種々の競走を見た。その中で最もおかしく感じたるは、人が鶏のまねして闘うのと、猿の泳ぐまねをして競技したのである。そのほかの異風の競走は、わが国の運動会にて見たものと別に変わらない。競走の道具はことごとく船中にそなえてあるから、なんでもできる。
ただ一つわが国にて見るべからざるものは、男が馬になり、女が騎手になりて競走したる一事である。男は馬のごとく、女を背上にのせながら、四足にて走りて競争するが、いかにも奇観であった。夜は余興会として、種々の隠し芸をする。