후리가나로 읽는 일본 고전
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おうべいかっこく せいきょうにっき
井上円了・世界旅行記
井上 円了
井上 円了의 井上円了・世界旅行記(おうべいかっこく せいきょうにっき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 260,015자 · 519화면
翌朝早天ベナレスを発す。やや寒冷を覚ゆ。土人みな衣をかぶり、路傍にわだかまりおるを見る。一句をよむ。
ネチーブか達磨を気取る寒かな
汽車の上等室に「Europeans only」の掛け札あるを見る。毎度ながら、白人種の無法なる制裁には驚かざるを得ず。これを見てインド人の憤慨せざるも、たとい亡国の民とはいいながら、これまたアキレハツルよりほかなし。これよりアラハバードを経て、その翌日すなわち二十八日午後四時、ボンベイに着す。
カルカッタよりボンベイまで汽車の里程、一千四百マイルの遠距離なるに、その間一、二の小山脈なきにあらざるも、そのほかは平々坦々、山なく丘なく、沃野千里、無限の平原なり。ゆえに、「山なくて月日も困るやとり場に」とうそぶきたり。かかる平原は、日本人のごとき武蔵野くらいをもって平原と思えるものの、到底夢想し得ざるところなり。
河口氏とは二十七日朝、モゴルシュライ停車場にて袂を分かち、氏はデリーに向かいて乗車す。今回ヒマラヤ見物の好都合に運びたるは、全く氏の好意に出ず。旅行中、氏の作もすこぶる多く、互いに唱和したるものすくなからず。されどいちいち記憶せざれば、ここに略す。