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にっき

日記

宮本 百合子

12 一九二六年(大正十五年・昭和元年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 25,679 字 · 52 页

青空文庫

二月二十二日

二月二十三日

三月二日

三月三日

なるほどよい日だ。

耳鳴す。相談(モヤーハルピンにでも、まあ行くこと)出来たと思ったら、今朝

モヤー本当に行く?

何のこと?

昨夜の話

知らんよ

と云ったようなことになった。モヤー私一人で置くのが不安な由、左様、よくはないな、私にしろ。

〔欄外に〕

今日より、私下の三畳の bed にて眠る。

よし。

モヤーもよし。

二階では二人ねるにせますぎる。

二月二十二日(月曜)曇

歯イシャ

娘さん、学校の入学試験があったと云って、先生、治療して居るわきに来て話して居るのをきく、学制の不備にフンガイを感ず。

〔欄外に〕

ひるまで仕事。

やっと目はながつきかけてうれし。

臭剥きいて、ミミナリよくなる。

二月二十三日(火曜)曇

仕事。やっとよし。

三沢氏来。

モヤー、ブフノワに話すといって、『中央公論』正月号掲載の無産階級の文学(片上伸)論の梗概を話す。ロシア語で喋るのだから難しい。

三月二日(火曜)

Y、大腸カタールを起し、工合よろしからず。

三月三日(水曜)

この月始めよりY、生涯のことについていろいろ考え、方針を立てるために心を労して居る。

会をやめてしまい、書くこと、語学など勉強しようと云う考えが、つよくわいて居る。