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にっき
日記
宮本 百合子
12 一九二六年(大正十五年・昭和元年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 25,679 字 · 52 页
二月十五日
二月十六日
二月十七日
二月十八日
二月十九日
二月十五日(月曜)
Y、今日も不安なり。
従って自分も落付かず。
二月十六日(火曜)
Y、散々迷った末、夜、北村の家へ出かける。会ってゆっくり、互の心持も話し、落付きたいと云って。寒い寒い夜。
Y、じきかえって来る。留守で、いやな留守の婆が居た由。
却ってよかった。
Yの言葉。
二月十七日(水曜)
モヤー佐々木病院にゆく。自分一緒に出て佐野病院にゆく。モヤー去年より、心臓妙に苦しくなり結滞する、それを心腎科で鑑定して貰うため。
モヤー何でもなかった。自分ただ nervous な丈。目出たし目出たし。かえりに本□によって(赤門前)私のピアレス bed を買い、瓜生でジアリンを買い、(その前に燕楽で食事)かえる。伊藤氏一時より三時間も待って居た由、気の毒。夜、鈴木澄子氏来、トライアングル love についての苦しさの話。良人、硫酸をぶっかけるぞと云って脅迫する由。
「フム、いい御芝居だ! 本牧夜話のようね、貴方小説なんか読まない方がいいわ」
二月十八日(木曜)
今日よりやっと仕事にとりかかる。
二月十九日(金曜)
今日、一時より会芳楼に、春江、K、母上をよぶ。