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にっき
日記
宮本 百合子
12 一九二六年(大正十五年・昭和元年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 25,679 字 · 52 页
三月七日
三月八日
三月九日
所謂旅館の二階三部屋で食費とも百十円という。やすい。Yのりきでかりることにしたがる。自分まあ一遍部屋を見てからにした方がいいわ。
〔欄外に〕
自分も家はなかなかやっかいなり、何だか書生っぽになって居られず、細君※(3分の2、1-7-89)までだが――的で。しかしそれなら、と云うとやはり、この家に未練あり。この家はなかなかよいから。
三月七日(日曜)
『愛国婦人』のことで、秋庭氏来。大腸カタールの話が出、彼百日もわるかった由。
Yによき忠告を与えてくれる。
Y不安だったところなので、おとなしく云うことをきいて、八日に中井さんを支那料理になどまねくことはやめ。
うちでたべるように、ハガキを出す。
三月八日(月曜)
昨夜、徹夜でしまう。
九十一枚、「苔」。
きょう中井氏が見えると云うので、すっかりすましてしまったのだが来ない由。
自分十時頃から二階にあがり、一気に四時すぎまで寝通した。
三月九日(火曜)
Yと老松館を見る。部屋が狭いし、どうか、とにかく又相談しなおしということになる。
Yの方針もかわり、会はやめず、自分の書くものをのせ、もっと積極的にやって行って見るようにすることになる。