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にっき
日記
宮本 百合子
12 一九二六年(大正十五年・昭和元年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 25,679 字 · 52 页
九月九日
いろいろきき、本を買ってかえる。月水金に出ることとなろう。林町に、春江、咲枝、緑郎等居。皆夏中の運動で日にやけ活々としてきれいに見えた。
九月九日(木曜)晴
起きぬけに父上と出かけ、クニオ、スエコ同行、三越にゆき、こまこました買物。丸善で Summer やホワイトアンキー買いたかったがなし、Yにたのまれたスミルニツキーの本もなし。A1カフェーにて食事。方々で、スエ子自転車をきいたがなし。二時すぎかえる。スシなどたべ帰宅。七時。疲れ疲れがっかりした。眠りがたりなかったのと、皆のお喋りの故で。母上と、国男をいかに今後するかということで心持が衝突した。母上は岡田君に世話されたりしてはいや応なく job でも分け一生頭が上らない、それよりは、大沢の子と一緒に事務所に入れ、人に何といわれようと図々しく引立てて一人前にしてやるべきだという意見。自分は先の通り。O君に世話して貰い、一人前になって事務所に入った方が父も彼も心易いと思い、第一、父の事務所だから、子が入れば、入れてどうにかものにするのが(威光で)当然という公私混同した威圧的の態度がいやで殆ど腹立たしくなった。