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にっき
日記
宮本 百合子
12 一九二六年(大正十五年・昭和元年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 25,679 字 · 52 页
十二月三十一日
〔旅行記録〕
〔金銭出納録〕
林町の生活は大ざっぱで、そう云う点に欠けた淋しいものあり。スエ子など、どういう女になるであろうか。
十二月三十一日(金曜)
Y、うちで仕事したいと云って居たが、午後から私一人買物に出ようとすると、一人で持てるかな持てるかなと云い、ついに一緒に出る。先ず四谷見つけで降り、山田さんのところへ行く。家を見る。二軒つづいた家、間取りわるくなし。ただ二階から見ると、墓しか見えぬ欠点あり。三越に行く。もう何もなし。大嵐の後のように塵のかかった売れのこり品だけ。塩町の通りで、細々買物をしつつ。二人考え笑った。何故今夜限り何か人生が変りでもするようにこうやって食物などでも買いこみ、せわしく、自分等のようなものまで歩くのであろうか、と。かえってから、お煮しめその他し、床についたのは四時。
〔欄外に〕
Y、私の縫ったネルのねまきに新しい兵児帯をしめ、大満足なり。自分キモノ縫ったの、もうこれで何年ぶりか。
〔旅行記録〕
旅行記録の表
〔金銭出納録〕
金銭出納録の表
金銭出納録の表
金銭出納録の表