轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

にっき

日記

宮本 百合子

04 一九一七年(大正六年)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 37,447 字 · 76 页

青空文庫

〔三月中の重要なる出来事〕

四月一日

善義が頭の工合が悪いと云って少し青い元気のない様子をして居た。鼻がかわくかわくと云うので犬がかぜを引いたようだなどと云った。玄文社から送ってよこした見本にならって、本の題名を書く。天気がよく。山からの眺めはよかった。

〔三月中の重要なる出来事〕

一日 玄文社より活字配置の見本を持ち来る。

三日 久米芥川両氏来訪。七日頃にまで出来上る、架空索道に関しての考えがすっかりまとまる。

四日 千葉先生へ行くお留守。丸善、えり治によって買物、M来る。

五日 すえ子さん工合が悪い。

七日 千葉先生に作楽館で御目にかかる。

八日 長谷川さんに会って来る。

十六日 坪内先生に御目にかかる。昨日御帰京。

十七日 桑野村に来る。

十九日 道男東京へ帰る。

二十二日 仙台本田氏へ祖母君と行く。

二十五日 帰桑野村

二十七日 飯坂の※旅館に来る。

四月一日(日曜)

自分の居る部屋の彼方の方で芸者がよばれた。まっぴるま、そとを見るのもまぼしいようなときに、かなり下手な三味線と、時々、ヤーヤーコラサーッとはりあげる女の声は、何の情味も持って居ないのみならず、却って悲惨なような心持がする。