輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

みなもとよりとも

源頼朝

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《源頼朝(みなもとよりとも)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 306,118 字 · 613 頁

青空文庫

*

一時、箱根の別当の許にかくれた頼朝主従は、急にまた、そこを去って、土肥方面へ落ちて行ったらしい。

原因は、頼朝に組している別当の弟の良暹というのが、前々から山木判官兼隆の祈祷の師で、ひそかに、平家へ通じた気はいが見えたからである。

*

三浦一族の衣笠城には、一族の大祖父と仰ぐ八十九歳の大介義明も立て籠っていたが、砦の運命も、早これまでと迫った日、子や孫を集めていうには、

(古巣の城は焼け落ちてしまう。かえってお前たちの為だ。広い世の中へ、各※(二の字点、1-2-22)、力いっぱいの巣立ちをせよ。――この義明は、累代源氏の御家人と生れ、八十余歳まで生きのびた効いあって、今、佐殿の旗挙げを見た欣しさ。……これで死んでもいい。落城の火の粉は、孫や子たちの出世の種蒔じゃ。こんなよい往生があるものか)

そして、去りがての孫や子たちが、落ちてゆくのを見届けてから、八十九歳の老将は、華々しく戦死した。

*

佐々木定綱、盛綱、高綱の兄弟三人は、主とわかれて、ひそかに、渋谷庄司重国の館を訪ねてゆくと、重国は、兄弟を庫の中に匿い、食事をすすめて、