Japanische Klassiker mit Furigana
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
Lesen Sie 古事記物語 (こじきものがたり) von 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 96.723 Zeichen · 191 Bildschirme
そのつぎには命が、女神の左のびんにおかけになっている、八尺の曲玉の飾りをいただいて、玉の音をからからいわせながら、天真名井という井戸で洗いすすいで、それをがりがりかんで霧をお吹き出しになりますと、それといっしょに一人の男の神さまがお生まれになりました。その神さまが、天忍穂耳命です。
それからつぎには、女神の右のびんの玉飾りをお取りになって、先と同じようにして息をお吹きになりますと、その中からまた男の神が一人お生まれになりました。
つづいてこんどは、おかずらの玉飾りを受け取って、やはり真名井で洗って、がりがりかんで息をお吹きになりますと、その中から、また男の神が一人お生まれになり、いちばんしまいに、女神の右と左のお腕の玉飾りをかんで、息をお吹きになりますと、そのたんびに、同じ男神が一人ずつ――これですべてで五人の男神がお生まれになりました。
天照大神は、
「はじめに生まれた三人の女神は、おまえの剣からできたのだから、おまえの子だ。あとの五人の男神は私の玉飾りからできたのだから、私の子だ」とおっしゃいました。
命は、
「そうら、私が勝った。私になんの悪心もない印には、私の子は、みんなおとなしい女神ではありませんか。