Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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こじきものがたり

古事記物語

鈴木 三重吉

Lesen Sie 古事記物語 (こじきものがたり) von 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 96.723 Zeichen · 191 Bildschirme

Aozora Bunko

三

若い女の人たちは、ちょうど日下の入江のはすの花のように輝き誇っている。私もそのとおりの若さでいたら、すぐにもお宮で召し使っていただけようものを」と、こういう意味をお答え申しあげました。

天皇はかずかずのお品物をおくだしになり、そのままおうちへおかえしになりました。

三

またあるとき天皇は、大和の阿岐豆野という野へご猟においでになりました。そして猟場でおいすにおかけになっておりますと、一ぴきのあぶが飛んで来て、お腕にくいつきました。すると一ぴきのとんぼが出て来て、たちまちそのあぶを食い殺して飛んで行きました。

天皇はこれをご覧になって、たいそうお喜びになり、

「なるほどこんなふうに天皇のことを思う虫だから、それでこの日本のことをあきつ島というのであろう」という意味をお歌に歌っておほめになりました。とんぼのことを昔の言葉ではあきつと呼んでおりました。

そのつぎにはまた別のときに、大和の葛城山へお上りになりました。そうすると、ふいに大きな大いのししが飛び出して来ました。天皇はすぐにかぶら矢をおつがえになって、ねらいをたがえず、ぴゅうとお射あてになりました。