Japanische Klassiker mit Furigana
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
Lesen Sie 古事記物語 (こじきものがたり) von 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 96.723 Zeichen · 191 Bildschirme
五
朝鮮征伐
一
その中の、帯中津日子命とおっしゃる方は、後にお祖父上の天皇のおつぎの成務天皇のおあとをお継ぎになりました。すなわち仲哀天皇でいらっしゃいます。
命が諸方を征伐しておまわりになる間は、七拳脛という者が、いつもご料理番としてお供について行きました。
御父上の景行天皇は、おん年百三十七でおかくれになりました。
朝鮮征伐
一
仲哀天皇は、ある年、ご自身で熊襲をお征伐におくだりになり、筑前の香椎の宮というお宮におとどまりになっていらっしゃいました。
そのとき天皇は、ある夜、戦のお手だてについて、神さまのお告げをいただこうとおぼしめして、大臣の武内宿禰をお祭場へお坐らせになり、御自分はお琴をおひきになりながら、お二人でお祈りをなさいました。そうすると、どなたか一人の神さまが、皇后の息長帯媛のおからだにお乗りうつりになり、皇后のお口をお借りになって、
「これから西の方にあるひとつの国がある、そこには金銀をはじめ、目もまぶしいばかりの、さまざまの珍しい宝がどっさりある。つまらぬ熊襲の土地よりも、まずその国をあなたのものにしてあげよう」とおっしゃいました。
「しかし、高いところへ登って西の方を見ましても、そちらの方はどこまでも大海ばかりで、国などはちっとも見えないではありませんか」