Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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こじきものがたり

古事記物語

鈴木 三重吉

Lesen Sie 古事記物語 (こじきものがたり) von 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 96.723 Zeichen · 191 Bildschirme

Aozora Bunko

二

みんなの人々よ、われわれ二人は、その忍歯王の子であるぞ」と歌いました。

小楯はそれを聞くとびっくりして、床からころがり落ちてしまいました。そして大あわてにあわてて、さっそくみんなを残らず追い出したうえ、意外なところでお見出し申した、意富祁、袁祁のお二人を左右のおひざにお抱え申しながら、お二人の今日までのご辛苦をお察し申しあげて、ほろほろと涙を流して泣きました。

小楯はそれから急いでみんなを集めて、仮のお宮をつくり、お二人をその中にお移し申しました。そして、すぐに大和へ早うまの使いを立てて、おんおば上の飯豊王にご注進申しあげました。飯豊王はそれをお聞きになると、大喜びにお喜びになり、すぐにお二人をお呼びのぼせになりました。

二

お二人は、角刺のお宮でだんだんにご成人になりました。

あるとき袁祁王は、歌がきといって、男や女がおおぜいいっしょに集まって、歌を歌いかわす催しへおでかけになりました。

そのとき菟田首という人の娘で、王がかねがねお嫁にもらおうと思っておいでになる、大魚という美しい女の人も来あわせておりました。するとそのころ、臣下の中でおそろしく幅をきかせていた志毘臣というものが、その大魚の手を取りながら、袁祁王にあてつけて、