Japanische Klassiker mit Furigana
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
Lesen Sie 古事記物語 (こじきものがたり) von 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 96.723 Zeichen · 191 Bildschirme
二
とお答えになりました。
天皇は、
「それは雀の言うとおりである。わしもそう思っている」とおおせになり、なお改めて、
「ではこれから、そちら二人と若郎子と三人のうち、大山守は海と山とのことを司れ、雀はわしを助けて、そのほかのすべての政をとり行なえよ。それから若郎子には、後にわしのあとを継いで天皇の位につかせることにしよう」と、こうおっしゃって、ちゃんと、お三人のお役わりをお定めになりました。
大山守命は、後に、このお言いつけにおそむきになって、若郎子皇子を殺そうとさえなさいましたが、ひとり大雀命だけは、しまいまで天皇のご命令のとおりにおつくしになりました。
二
天皇は日向の諸県君という者の子に、髪長媛という、たいそうきりょうのよい娘があるとお聞きになりまして、それを御殿へお召し使いになるつもりで、はるばるとお召しのぼせになりました。
皇子の大雀命は、その髪長媛が船で難波の津へ着いたところをご覧になり、その美しいのに感心しておしまいになりました。それで武内宿禰に向かって、
「こんど日向からお召しよせになったあの髪長媛を、お父上にお願いして、私のお嫁にもらってくれないか」