Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

こじきものがたり

古事記物語

鈴木 三重吉

Lesen Sie 古事記物語 (こじきものがたり) von 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 96.723 Zeichen · 191 Bildschirme

Aozora Bunko

天の岩屋

一

「おまえは大海の上を治めよ」とお言いわたしになりました。

天の岩屋

一

天照大神と、二番目の弟さまの月読命とは、おとうさまのご命令に従って、それぞれ大空と夜の国とをお治めになりました。

ところが末のお子さまの須佐之男命だけは、おとうさまのお言いつけをお聞きにならないで、いつまでたっても大海を治めようとなさらないばかりか、りっぱな長いおひげが胸の上までたれさがるほどの、大きなおとなにおなりになっても、やっぱり、赤んぼうのように、絶えまもなくわんわんわんわんお泣き狂いになって、どうにもこうにも手のつけようがありませんでした。そのひどいお泣き方といったら、それこそ、青い山々の草木も、やかましい泣き声で泣き枯らされてしまい、川や海の水も、その火のつくような泣き声のために、すっかり干あがったほどでした。

すると、いろんな悪い神々たちが、そのさわぎにつけこんで、わいわいとうるさくさわぎまわりました。そのおかげで、地の上にはありとあらゆる災が一どきに起こってきました。

伊弉諾命は、それをご覧になると、びっくりなすって、さっそく須佐之男命をお呼びになって、

「いったい、おまえは、わしの言うことも聞かないで、何をそんなに泣き狂ってばかりいるのか」