Japanische Klassiker mit Furigana
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こじきものがたり
古事記物語
鈴木 三重吉
Lesen Sie 古事記物語 (こじきものがたり) von 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 96.723 Zeichen · 191 Bildschirme
それで世界じゅうは、やっと長い夜があけて、再び明るい昼が来ました。
神々たちは、それでようやく安心なさいました。そこでさっそく、みんなで相談して、須佐之男命には、あんなひどい乱暴をなすった罰として、ご身代をすっかりさし出させ、そのうえに、りっぱなおひげも切りとり、手足の爪まではぎとって、下界へ追いくだしてしまいました。
そのとき須佐之男命は、大気都比売命という女神に、何か物を食べさせよとおおせになりました。大気都比売命は、おことばに従って、さっそく、鼻の穴や口の中からいろいろの食べものを出して、それをいろいろにお料理してさしあげました。
すると須佐之男命は大気都比売命のすることを見ていらしって、
「こら、そんな、お前の口や鼻から出したものがおれに食えるか。無礼なやつだ」と、たいそうお腹立ちになって、いきなり剣を抜いて、大気都比売命を一うちに切り殺しておしまいになりました。
そうすると、その死がいの頭から、かいこが生まれ、両方の目にいねがなり、二つの耳にあわがなりました。それから鼻にはあずきがなり、おなかに、むぎとだいずがなりました。
それを神産霊神がお取り集めになって、日本じゅうの穀物の種になさいました。