Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme
十二月三日
それを見て掘出しものをすると云うわけなのだが、今日は面白いものなし。ただ、十八世紀末から今日までのあらゆる細々したガラクタの並んで居るところ興味ふかし。今度又一度行って見よう。凍って、道滑る。滑る。滑ってひっくりかえって売物のガラスをこわしでもしたら儲けられてしまうと笑った。
小柳さんのところへかえって、夕飯、後、マジャーンを教わる。この前アミノさんとしたときは一向要領を得なかったが、今度は判ったし、又飽きぬ理由判明して愉快。ポーカーに似て居る。十二時にかえる。Yのところへ泊る。
十二月三日(月曜)
グズグズして居るうち、Y、稽古からかえって来た。家へかえる。
少々工合わるし。休む。起き、エキスペリメンタルへ鴎を見に出かける。小柳夫妻同行、一幕二人のために見落した。
生ける屍のフェージャをしたクズネツォフ息子トレプレフを演じた。女優、大して上手くない。例によって、殆どザスルジュンヌイ〔功労芸術家〕で埋って居るのだが。マーシャをやった女は、マーシャの人生に対して憤りを持った心を外面に現して、一種コンミュニストカのような印象を与えた。息子、母、その他うんと大勢の登場人物の性格描写がまだ弱くてチェホフのものでも傑作とは思われぬ。