Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme
十一月二日
グングン書いて居る。今に視野がひろがったらよい作家になるであろう。
本やへ行く。オブラゾワーニエ〔「教育」〕、若者ベラスケの独逸版の画集(写真だが)4рで買い、ゴッホ、シャガール、ドガなどのも見せて貰い、亢奮して居た。自分達も一寸感染したが、デューラーの大したのでもないのがあるだけで、チェホフの劇の写真集(いつかとられたの)と、カチャロフの写真帖、チュッチェル、コロレンコの手紙、買う。
Y、「正方形」をよみ、一人で笑ってる。
〔欄外に〕
ヒロ岡さんより電話、支那料理は一日の間に合わぬ由。
かえってシュウェイツァール〔守衛〕で鍵をうけとるとザピースカ〔書きつけ〕がついて居る。明日より室代7рとなる報告なり。この頃物価上騰の一徴候、アタプレーニエ〔暖炉〕が高いからであろう、(薪が今年は払底になった、貨車の関係で。)貨車が足りぬ、生産品が増した、□の出る方を運ぶ。
十一月二日(金曜)
河原崎君十時に日本へ立つ。
送ってゆく。ВОКСの男、早く来ただけでステーションへは来ず。誰も来ず。あすこの差別待遇はひどいものだ。何と云ってもロシアにはバロン〔男爵〕大蔵、はい、大臣。