Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme
十一月十三日
十一月十四日
十一月十五日
池田さんの見舞、
当人自分が廃人だということを知らず、なおると思って居るらしい。気の毒だ。日本の食物が欲しく、そのことをばかりつい話す。
カキを持って行ったのは成功だ。
十一時半ので立つ。野崎さん、鳴海、田淵チェレパの姉妹、皆来てくれる。
〔欄外に〕
汽車の中で、婆さん、コンムニストカ〔婦人共産党員〕おかっぱ。女教師で、今の教育制度はロシア語の力をちっともつけず、小学六年でもろくに読めぬ、本がなかった時代を経て居るからと云って居た。
十一月十三日(火曜)
朝九時半モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)着。
モヤ迎え。プラットフォームに居ないから来て居ないのだろうと思って出口に近づいたら発見した。
進藤さんの送別会。大使館の連中皆。
御大典祝いに清水、高山、レーニングラードから来て居た。遊びに来る。
十一月十四日(水曜)
清水、高山さん来、今日レーニングラードへかえる由。
清水さんのロマンチシズム、芸者の長襦袢のこと、生れた坊やのこと。
十一月十五日(木曜)
Y曰く、ベコの外套は人前へ出されないね、自分平気だったがYにそう云われると本当に人前へ出せぬ外套を着て居るニェ・ウユートノ〔心地よくない〕な感あり、外套を見に、国立皮屋へ出かけたがなし。