Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme
一月十五日
二人で 400 出すのなら何もセミヤー〔一般家庭の貸部屋〕に入りはせず。いくら出せる、いくら出せる、と私共に聞く。我々、迚も一人二百留など出せず。大体、室を貸す人間が自分から金高をきめず、いくら出せると聞くのは、我々にとって馴れぬ交渉のしかただ。そんなことを話すときN、下卑た表情を浮ぶ。又、何故マーゼルがやめたか知って居ると云って、わざわざ彼が八百留日本大使館へかえす金を使い込んだのが判ったからやめさせた、と云う。「不正直です、そんなのは、云々」然し何故、それを、全然内部の人間でない我々にわざわざ云う必要があるか。彼の重々しき Да!〔はい〕も余り男らしさの証拠にはならず。
〔欄外に〕
○今日室にスティームなし。
ニキーチナさんのところによった。まだよくないよし、ゲラシモフが出て来た。
一月十五日(日曜)
昨夜から、変に頭が重く苦しくなり、夜中にYを起し、はきそうになったりしてさわいだ。
何か、今朝もよくなし。Y、ナルミさんをやって、サボイの後藤さん一行のドクトルを迎えにやってくれる。ドクトル来、心臓が弱って居る由。グリップ〔流感〕だろうと云って薬をくれる。