Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme

Aozora Bunko

二月三日

二月四日

二月五日

小さい男片腕なし

今日はY、リンゴ2、マンダリン〔みかん〕三つを買った。

二月三日(金曜)モローズ

夜七時から、深い霧がかかった。始め煙が一杯になって居るのかと思った位。

秋田、鳴海、我等四人で「シャシュリーク」〔串焼羊肉を食べさせる店〕にゆき、かえり、ホテルの入口で、鳴海君一人「少しブラツイテ来ヨーカナ」と云って、外に止った。彼の心持よく分る。「霧のモスクワ」を歩いて見たかったのだ。

二月四日(土曜)ひどいモローズ。

イフゲーニア・ミハイロブナの稽古。

○モスクワ夕刊新聞を見たら、一九二六年以来の昨夕は霧であったと出て居る。一九二六年のときは電車が止ってしまった。昨夜は、霧の降りた場所がまちまちであった為、電車は止らなかった由。この霧の後二三日して天候が変る由。

〔欄外に〕

桜の園の切符を買う。

二月五日(日曜)モローズ

中島さん、網野さん、関さん、軽部さんへ手紙ハガキを書いた。

八時頃光子さん来る、幽霊や狐狗狸の話をした。

○灯をくらくしてしまったとき、秋田さんが来てニキーチナさんが大変わるく、七分通り駄目だという。自分達驚き、体がつめたくなるようであった。