Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme

Aozora Bunko

五月六日

一寸寒い夜であった。日のあるときは雨が降った。夜は晴れたが。かえりに鳴海家へ来て、茶をのみ、十二時すぎまで居てかえった。

これから、彼も一人。

秋田さんのつれ、アメリカの商人体の男だ。

〔欄外に〕

ВОКСで、『伸子』沢山と『改造』、一、三、四月号をもらう。Y、『改造』がうれしいと見え、ステーションへゆく電車の中ででもところどころあけて居る。読めはせぬなり。

「Но」不快な男なり。段々よくなる人間と――つき合えばつき合うほども、いやになる男とあり、あとの方だ。

Yケイコ休む。

五月六日(日曜)

『改造』に、ヨサノアキコの押韻詩がある。テクニックにミソを並べ出したとともに、内容が保守的になって来たのは見ものだ。文学の上にも或時代が来る。旧いもの、新しきものが、フルイ分けられる。ヨサノさんが、このように古いと、彼女の貧乏して居て書いた時分のものをよんで誰が予測しよう!

Y、もうホテルへゆくのはいやらしい。自分もひとつは緊張しすぎていやなところもある。私の仕事がすんだらレーニングラッドへゆく。そして白夜を見る。一人で一つの室をもって、ものを書く、よむ、どんなにうれしいであろう。