Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme
六月十三日
楊柳が川の中に立って頭を出している。
水つきのように陰気で、或凄さがある。ゴーゴリの小ロシアの小品のようなロシア的神秘あり。
○ステーションにポズニアク、N迎えに出て居た。
○ドーム・ウチョーヌイフ〔学者の家〕、No. 11 に入る。前にネ※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)と、ペテロボリラクの城サイが見える。川の水が速く流れて窓に立つと自分の方が動く――汽船にのって居るような気がした。
○レーニングラード、何より静か、静か、静か、生活がスーッと遠のいたようにしずか。三十分ばかり室に居るうちに、モスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)恋いを感じた。自分はモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)の方がすきだ。何だかレーニングラードは平ったい。王宮があり、町の建物は四五階が並んで居るが、平ったい。人間もモスク※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)人ほど荒ぽくない代り尖鋭でない。女の装は落付いて居るが。
〔欄外に〕
借りれば枕、マトラス〔マットレス〕あり。自分達はそんなことせず、Y毛布を、自分アジェアーロをかぶってねた。
六月十三日(水曜)
レーニングラードではよく眠る。