Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme
六月十五日
六月十六日
〔欄外に〕
ペテログラードスキーの方へ渡ると、又景色が変って、草原がひろい、そこに乳牛が放牧されて居る。山羊が居る。小さいドーミク〔小屋〕の前のスカメイカ〔ベンチ〕の上に小娘が日向ぼっこしつつ眠って居る。市街の入口、道普請が大変。
この島巡り大満足であった。
六月十五日(金曜)
今日の方が天気がよい。風なし。暑い。然しやはり外套は着るあつさだ。
ルースキー・ムゼイ〔ロシヤ歴史美術博物館〕、今日しまって居る。人類博物館の方を見る。
○材料は相当あるが、説明が少し不足の観あり。
○一番発達して居るのが、家内手工である刺繍、金銀細工、陶器類、工業的なものは非常に尠い。ペチカのタイルに一寸面白いものがあり、木を刻った昔の橇、糸くり道具の部分品など、農民芸術として興味あった。原始的の面白さ。
六月十六日(土曜)
五時から子供のための芝居。今日はマーク・トゥエンの乞食の王子、幾分終りを改作してダローイ・モナーキズム〔君主制反対〕にしてある。少しだれ加減のところもあるにはあるが、演出、コスチュームなかなか装飾的にこって居る。
番兵、銀の甲冑、赤い飾毛、城門は二枚の唐草の扉。