Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 58.758 Zeichen · 118 Bildschirme
六月十九日
六月二十八日
六月二十九日
六月十九日(火曜)雨
インスチチュート〔研究所〕にゆく。
六月二十八日(木曜)
三谷さんのところで、我々のショーユ、ヨー子の所謂ソーユですきやきをした。
六月二十九日(金曜)
大トランク、白柳行李、赤やなぎ、ざる、をもって、ヨー子さんのところへ行った。mさん出発した後、桃色のきれいななりをしたヨー子さんが、奥のカーテンのかげで泣いて居る。「ああ、こんにちは、私――病人です」たどたどしい日本語で云う。自分彼女を抱き、「ニーチェボー〔大丈夫ですよ〕スコロ〔もうすぐ〕プロイディオット〔直りますよ〕」と云う。可哀そうであった。m、百留で、ヨー子つきの室がりをして居るのは虫がよすぎる。ヨー子もう大分飲んだ由、姉が「今日は何も判りゃしないんだから」
パッサージで、シーツ大二つ麻のを買い、マーリア・ドーミトロブナのところに行く。黒パンにバタなしで、茶をのんで居た。月給四十五留位(生徒一人から二留十哥で、今二十人居る)自宅は少し。“自分は八時間以上労働する。公平と此が云えるだろうか?”でも彼女のピアノはどの位か? 又人は今のロシアで、長靴なしでは暮せぬが、ピアノなしでも生きられるのだから――。